好きな人に恋人(彼氏・彼女)がいると知ってしまったら

この記事を書いた人
 のぼる(管理人)

今回は好きな人に恋人(彼氏・彼女)がいると知ってしまった方向けに、記事を書いていきます。

好きな人に恋人(彼氏・彼女)がいると知って、メンタルがボロボロだったり、ちょっと病みかけている方にこそ読んでもらいたい、そんな記事です。

ある日、めちゃくちゃ好きだった女の子に「彼氏がいる」と言われた

私には、8年以上片思いしていた年下の女の子がいました。

その子と初めて知り合ったのは私が15歳、その子が13歳のときです。

その子のことをRちゃんと書きます。

Rちゃんは中学の頃の、部活の後輩でした。

可愛くて愛嬌のある女の子で、私にもよく話しかけてくれました。

そんなRちゃんとは少しずつ仲良くなっていきました。

Rちゃんが携帯を買ったときに、メアドを教えてもらえて(当時はガラケー時代でLINEはありません)、私やRちゃんが中学を卒業した後もメールを続けていました。

お互い漫画やアニメも好きだったので、よくそういった話もしていました。

Rちゃんを思い切ってデートに誘い、二人で出掛けたことも何度かありました。

ただ、私が恋愛経験ゼロで奥手だったこともあり、恋人関係に進展することはありませんでした。

Rちゃんのことがめちゃくちゃ好きでしたが、それを言葉に出したことはありませんでした。

たまに連絡したり、たまに会ったり、そんな関係のまま、年月だけが過ぎて約8年。

私が23歳、Rちゃんが21歳のとき、久々に彼女を食事に誘いました。

私はもう社会人になっていたこともあり、奮発して少し高めのレストランを予約し、Rちゃんを連れていきました。

そして、「ずっと君のことが好きだった」と告白しました。

結果……

「ごめんなさい。本当にごめんなさい。私、2年付き合っている彼氏がいるんです

と言われました。

このとき私は、内心動揺しまくって、「あ、そうなんだー。そっかー。そうだよね。そっかそっか。いるよなそりゃ。あはは…」必死に笑顔を作ることしかできませんでした。

Rちゃんはその彼氏とも上手くいっているようでした。

「ごめんなさい……先輩に食事に誘ってもらったときに、そのことを伝えておくべきでした。私、先輩の気持ちに気付いていなくて……」と謝られました。

私は「何言ってんだよー。謝らなくて良いって。Rちゃん何も悪くないじゃん。ていうか俺こそいきなり本当にごめんね」などと死にたくなるような気持ちを必死に抑えて、「君は何も悪くない」とフォローしていました。

そんな経緯で、好きな人に恋人がいると知りました。

「諦められる」か「諦められない」か

Rちゃんにフラれたその日も、その翌日も、私はずっと考えました。

Rちゃんには彼氏がいる。

中学の頃からずっと好きだったRちゃんには、

もう彼氏がいたんだ……

諦めるしかない。

諦めるしかない……

…………

…………

諦められるわけないじゃん(泣)

本当に苦しかったです。

なんでもっと早く思いを伝えなかったのだろう。

それでたとえフラれても、「彼氏がいる」と言われるよりはマシだった。

ああ、彼氏が羨ましい。一体どんな彼氏なんだろう。どうやって出会ったんだろう。どういう流れで付き合ったんだろう。どんな時間を過ごしてきたんだろう……

何も考えたくない。何もする気が起きない。

Rちゃんには「本当に気にしないでね。俺は仕事に励むことにするよ」と言ったものの、無理でした。

私はRちゃんのことを諦められませんでした。

どうしても「諦められない」なら「奪い取る」か「別れを待つ」

好きな人に恋人(彼氏・彼女)がいると知ってしまったら……

そして、それでも相手のことが諦められないなら……

あとの選択肢は「奪い取る」か「別れを待つ」かです。

たとえば「彼氏はいるけれど、実は愛情が冷めている」パターンだってあります。

そういう場合は「奪い取る」ことだってできるかもしれません。

ただ、Rちゃんは彼氏と上手くいっていて、そんなRちゃんを彼氏から「奪い取る」なんてことは出来そうにありませんでした。

だから私は、「別れを待つ」ことにしました。

それは藁(わら)にもすがるような気持ちです。

そんなわけで、たまーに連絡を取り合ったりして、ただ待ちました。

Rちゃんは相変わらず漫画やアニメが好きで、時には昔のように、そういった話などで盛り上がることもありました。

でも、ダメでした。

数年後、Rちゃんのほうから、彼氏と婚約したと連絡がありました。

きっとRちゃんは、私に伝えなきゃダメだと思ってくれたのでしょう。

私は「おめでとう。幸せになって欲しい」と返すことしかできませんでした。

Rちゃんとは、それ以降連絡を取り合ったことはありません。

中には成功パターンもある

私はダメでしたが、中には成功パターンもあります。

知り合いの女性の話ですが、「好きな男に彼女がいると分かったが、それでもめげずに猛アタックしまくったら彼女と別れて付き合ってくれた」ということもあったようです。

これは「奪い取る」、つまり略奪愛のパターンですね。

「そもそも恋人を奪おうとするのってどうなの?」という疑問はあるでしょうが、知り合いの女性からすれば成功パターンです。

まあ、奪い取られたほうはたまったもんではないですが……

どうしても諦められない相手なら、たとえ彼氏・彼女持ちの相手でも、玉砕覚悟で猛アタックしまくるというのも選択肢の一つではあります。

どうしてもダメそうならいつかは諦めるしかない

私はRちゃんを諦められず、待ち続けていました。

ただ、それでもダメでした。

どうしてもダメそうなら、いつかは好きな人を諦めるしかありません。

そうでなければ、一生その人にとらわれてしまいます。

「それでも良い」と思うかもしれません。

実際、私もそう思っていました。

ただ、世の中には本当に数多くの相手がいます。

どうしてもダメだと分かっているのに、一生その人にとらわれるのは、やっぱり寂しいです。

心の傷は、本当に少しずつ、少しずつ、時間が癒してくれます。

その後は、私は新しい恋を探すことをオススメします。

まあ、ゆっくりいきましょう。

どうしてもダメそうで、いつか好きな人を諦めたときは、ゆっくりと、ゆっくりと心の傷を癒しながら、また新しい恋を探しましょう。

それが一番だと思います。私もそうやって少しずつ立ち直りました。

あと、辛くて仕方ない時は、この曲が凄く良いです。東方シリーズのアレンジ曲ですが、歌詞が胸に刺さります。ぜひ聴いてみてください。

誰かを好きになることって、時に凄く辛いことだと思います。

でも、だからこそ、本当に自分の心を成長させてくれる切っ掛けになるとも思っています。